HSEセミナーは「本物の薬局・薬剤師」を考えるべく2010年１月にスタートしました。東日本大震災や新興感染症による中止もありましたが、本年で15年目150回の開催を超えることが出来ました。

薬局運営に関わる情報の他、医療・介護そして小売業の視点から様々な講師をお呼びしています。お呼びした講師は250名を超え、情報量は薬局業界ナンバーワンのセミナーとなっています。

詳細

開催日：2025年4月18日(金)　13：00～17：00　/　19日(土)　10：00～12：00
　　　　※HSEセミナーは2日間開催のセミナーです。
場　所：ビジョンセンター田町 　2F　「203」
　　　JR田町駅または地下鉄三田駅よりすぐ

費　用：50,000円(税別)　(同一法人の場合、お二人目から25,000円)
　　　　※お申し込み後のキャンセルに伴う返金にはご対応できませんので、ご確認の上お申込みくださいませ。

第159回HSEセミナー

第１講義
「OTC医薬品を取巻く環境の整理とこれから」(仮)
磯部　総一郎　氏　(日本OTC医薬品協会　理事長/元厚生労働省薬剤管理官)

薬機法改正により、コンビニ等での遠隔管理による販売が可能となります。法改正を踏まえ地域支援体制加算に求められるOTC医薬品は今後どのような展開を見せるのでしょうか。医療費抑制のカギはセルフメディケーションの推進、スイッチOTCと言われていますが、進展がないのが現状です。

講師が日本薬剤師会専務理事時代に提言した「医療用一般用教養医薬品(仮称)」(0類医薬品)の創設は現在水面下にいます。「零売の原則禁止」に対し、薬剤師の職能、薬局の権利をどう進化させていくのかが求められます。

第2講義
「薬価制度・医薬品流通制度の課題」（仮）
武田　俊彦　氏　(くすり未来塾　共同代表/元厚生労働省　医政局長・参与)

「共同購入」加盟店に基本料減算が組み込まれるのか。昨今非常に多い問合せです。「薬価差ゼロ」「購入価償還性」など医薬品購入に対し、積極的改革を提言する講師に、現制度における課題を聞いてみたいと思います。共同代表を務める「くすり未来塾」では「過度な薬価差の是正」「薬価差の偏在の是正」に対し、「薬価差是正から逃れるためにボランタリーチェーンへの加入が進み、薬価差縮小から保護されている」「調剤報酬上の減額措置がない」と指摘しています。元厚生労働省医政局長を経験しており、医療制度に精通しているからこそ、その発言力は絶大です。薬局業界での講演は本当に貴重な講師です。今回の話は聞き逃すことはできません。

第3講義
「AIを理解し、これからのビジネスをデザインする」
窪田　望　氏　(株式会社クリエイターズネクスト　代表取締役/AIアーティスト)

ＡＩを使ったサービスが医療業界にも続々と登場しています。一方で求めていた効果が得られないという声も聞こえてきます。しかしながらＡＩに対し、判断するだけの知識を有しているのかというと多くの方が知識不足の状態にあります。ゆえに「ＡＩ」という言葉が独り歩きしています。

今回は業界の外部からＡＩの専門家でありＡＩを使ったアーティストとしても活躍する講師に、基礎から医療・ビジネスへの活用。これからの判断基準になる知識を教えてもらいます。ウェブ解析の日本一を2度獲得し、ＡＩを活用した地域活性では内閣総理大臣賞を受賞しています。「AI活用」という売り文句に騙されないためには、判断できるだけの基礎知識が大事です。

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