HSEセミナーは「本物の薬局・薬剤師」を考えるべく2010年1月にスタートしました。東日本大震災や新興感染症による中止もありましたが、本年で15年目150回の開催を超えることが出来ました。
薬局運営に関わる情報の他、医療・介護そして小売業の視点から様々な講師をお呼びしています。お呼びした講師は250名を超え、情報量は薬局業界ナンバーワンのセミナーとなっています。
詳細
開催日:2025年3月21日(金) 13:00~17:00 / 22日(土) 10:00~12:00
※HSEセミナーは2日間開催のセミナーです。
場 所:ビジョンセンター田町 9F 「901」
JR田町駅または地下鉄三田駅よりすぐ
費 用:50,000円(税別) (同一法人の場合、お二人目から25,000円)
※お申し込み後のキャンセルに伴う返金にはご対応できませんので、ご確認の上お申込みくださいませ。
第157回HSEセミナー
第1講義
「超高齢社会で求められる減薬・ポリファーマシーへの対応」(仮)
秋下 雅弘 氏 (東京都健康長寿医療センター センター長)
日本老年医学会の前代表理事であり、日本老年薬学会代表理事とポリファーマシーに関する研究の第一人者として活躍。現在も「高齢者薬品適正使用検討会」の委員を勤めています。医療DXにより、「服用薬の見える化」が進められる中で、薬剤師に求められるのは「減薬」であることは言うまでもありません。昨年は「高齢者施設の服薬簡素化提言」を公表。現場の薬剤師にとって処方提案・減薬はハードルが高いと言われてはいるが、乗り越えなければいけない壁でもあります。
今回、薬局向けに老年医学・薬学のパイオニアから直接お話が聞けるとても貴重な機会です。
第2講義
「食べること、生きること~地域食支援の実践~」
五島 朋幸 氏 (ふれあい歯科ごとう 院長・歯科医師)
近年の診療報酬・介護報酬のトレンドは「口腔ケア」というのはご存じでしょうか。「食べること」がADL・QOLの維持には重要であると見直されています。令和6年度改定では「リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算」が新設されています。調剤報酬においても「服薬情報等提供料」の情報提供先に「歯科」が追加となっています。「食べること」と「くすり」は密接していながらも、これまで目立った連携はありませんでした。独自に「歯薬連携」に取り組む地域もあるようですが、薬局が関わることが出来るポイントがあるのかを考えてみたいと思います。
第3講義
「医療と医薬品をめぐる動向と診療報酬改定のプロセス」
濵谷 浩樹 氏 (医療経済研究機構客員研究員/元厚生労働省保険局局長)
診療・調剤報酬はどうやって決まるのか。「中医協で議論される」ということは知っていても、その決定までのプロセスは担当である厚生労働省しかわからないのではないでしょうか。今回、令和2・4年度改定を担当するトップ「保険局局長」として携わった講師に、他では聞けない「報酬改定の決まり方」について教えてもらいます。また時期改定に向けて「医療・医薬品」を取巻く環境が大きく変化しようとしています。保険薬局運営は「日本のこれから」「行政の考え」を理解し取り組むことが求められます。元保険局長として気になるトピックスについても解説して頂きます。
お申込み
お申し込み後、担当者よりご請求書を送付させて頂きます。