【2025年1月開催】第156回HSEセミナーのご案内

(写真は年に1回開催している全国大会の様子)

HSEセミナーは「本物の薬局・薬剤師」を考えるべく2010年1月にスタートしました。東日本大震災や新興感染症による中止もありましたが、本年で15年目150回の開催を超えることが出来ました。

薬局運営に関わる情報の他、医療・介護そして小売業の視点から様々な講師をお呼びしています。お呼びした講師は200名を超え、情報量は薬局業界ナンバーワンのセミナーとなっています。

詳細

開催日:2025年1月24日(金) 13:00~17:00 / 25日(土) 10:00~12:00
    ※HSEセミナーは2日間開催のセミナーです。
場 所:ビジョンセンター田町  5F 「503」
   JR田町駅または地下鉄三田駅よりすぐ

費 用:50,000円(税別) (同一法人の場合、お二人目から25,000円)
    ※お申し込み後のキャンセルに伴う返金にはご対応できませんので、ご確認の上お申込みくださいませ。

第156回HSEセミナー

第1講義
「ホスピス型住宅の現状と薬局への期待」(仮)
木村 隆 氏 (株式会社泉心会メディカルサービス ホスピス事業責任者)

最近のトレンドである「ホスピス型有老老人ホーム」をご存じでしょうか。全国各地で高齢者の終の棲家として建設が進んでいます。従来の介護付き有料老人ホームではなく、本来は医療・介護度の低い方が入居する「住宅型」有料老人ホームに外付けサービスを利用し、訪問看護を中心としたホスピスケアを提供しています。もちろん薬局とも関わりのある施設ではありますが、医療度の高い施設だけに、対応できる薬局が限定的である実状があります。施設側の薬局との関わり方の実態や、現場看護師が求める薬局の対応を聞いてみたいと思います。

第2講義
「令和6年度介護報酬改定の影響とこれからの介護事業」(仮)
村松 謙一 氏 (株式会社日経BP 日経ヘルスケア 編集委員)

話題の多かった診療報酬改定ですが、令和6年は介護・障害のトリプル改定でした。介護改定でも賃上げを軸にさまざまなサービスの見直しが行われましたが、薬局業界ではあまり知られていないのではないでしょうか。より一層の医療・介護連携が求められる中で、薬局も関わる多職種の制度や報酬、現状を理解する必要があります。介護保険では「多職種連携」を軸にした報酬へシフトしつつあります。そこに薬局はどのように関わっていけるのかを考えてみたいと思います。介護事業者のM&Aも進んでいます。運営業者が変わると連携する薬局も変わっていきます。

第3講義
「次回調剤報酬改定に向けて~2025年に起きる薬局の変化~」
駒形 公大 氏 (株式会社Kaeマネジメント 代表取締役)

思ってもみなかった地域支援体制加算の減算という改定内容でしたが、蓋を開けてみるとプラス改定だけに大きな影響を受けなかった改定になったように思います。医療費は下げなければいけない、でも物価高や賃上げには対応しなければいけないというジレンマを感じます。2025年は薬機法改正の年です。外部委託などの規制改革も進むことが予想されます。患者のための薬局ビジョンから新しいビジョンへの練り直しがされますが、「すべての薬局」というビジョンから、「地域で連携し機能を果たす」という機能分化型への移行が示唆されています。環境の変化を整理していきながら、次回報酬改定、そしてこれからの薬局経営を考えていきます。

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