HSEセミナーは「本物の薬局・薬剤師」を考えるべく2010年1月にスタートしました。東日本大震災や新興感染症による中止もありましたが、本年で15年目150回の開催を超えることが出来ました。
薬局運営に関わる情報の他、医療・介護そして小売業の視点から様々な講師をお呼びしています。お呼びした講師は200名を超え、情報量は薬局業界ナンバーワンのセミナーとなっています。
詳細
開催日:2024年12月20日(金) 13:00~17:00 / 21日(土) 10:00~12:00
※HSEセミナーは2日間開催のセミナーです。
場 所:ビジョンセンター田町 4F 「404」
JR田町駅または地下鉄三田駅よりすぐ
費 用:50,000円(税別) (同一法人の場合、お二人目から25,000円)
※お申し込み後のキャンセルに伴う返金にはご対応できませんので、ご確認の上お申込みくださいませ。
第155回HSEセミナー
第1講義
「調剤薬局と終活~多死社会の処方箋~」
水上 由輝徳 氏 (NPO法人終活サポートセンター 理事)
「終活」の対象は60代以降と考えがちですが、介護世代の親を持つ40代・50代の関心が高くなっています。終活は「医療・介護」に限らず、「相続」や「墓じまい」など多岐に渡ります。そしてそこから多くのサポートビジネスに発展しています。「お一人さま」の施設入所を支援するサポートも登場しています。過去には薬局で「終活」をテーマにイベントを開催したところ多くの参加者が集まったという事例もあり、地域の関心の高いトピックスです。地域の生活に関わる薬局だからこそ、関われる「何か」があるのではないでしょうか。そのためにはまずはトレンドを知ることです。
第2講義
「患者さんのための安全な薬物療法の実践を考える」
俵木 登美子 氏 (一般社団法人くすりの適正使用協議会 理事長)
令和6年度報酬改定ではRMPを使用した服薬指導に対し評価が新設されました。RMPという用語を始めて聞いたという薬剤師も多かったと思います。講師は厚生労働省に入省後、医薬品医療機器総合機構(PMDA)でも勤務し、長年市販後の医薬品安全対策に携わり、「RMP制度」の開始にも関わってきました。薬剤師にとっては釈迦に説法、当たり前のことかもしれませんが、「なぜ報酬が付いたのか」を改めて考える必要があります。一方で、社会問題となっているオーバードーズなどの不適切使用に問題でも薬局として何が出来るのか考える必要があります。
第3講義
「令和6年度報酬改定の影響及び中小病院の病院経営」
町野 聡 氏 (株式会社メディヴァ シニアマネジャー)
調剤報酬は年々複雑になっていますが、診療報酬はそれ以上に幅と深さがあり複雑です。コロナ禍を経て病院経営が厳しいという声が一層強くなっていますが、「なぜ」なのかはあまりの複雑さに理解できていません。病床数の削減が求められる中、どういった病院が対象となるのか。その矛先が中小病院です。2024年上期の病院・クリニックの倒産件数は、前年の年間件数をすでに大きく上回り過去最多となるコトが確実視されています。病院の倒産は門前薬局の経営に大きな影響を与えるだけでなく、地域医療にも大きな影響を与えます。度々お呼びしている講師ではありますが、今回も複雑な制度等を薬局経営者向けにわかりやすく解説をしてもらいます。
お申込み
お申し込み後、担当者よりご請求書を送付させて頂きます。