インタビュー　(当社：代表取締役　駒形公大)

ーHSEセミナー開始のきっかけとはー

元々は他の方が運営をしていたMSEセミナーというものがあり、駒形和哉(当社会長SAN)が講師を務めていたと聞いています。運営していた方が倒れてしまい、終了してしまったのですが、当時参加していた方々が「またあのセミナーをやってほしい」「息子たちが学べる場を作ってほしい」という声があったようです。
ちょうどその時、会長が独立をし札幌で活動をしていたころで、「こまちゃん、セミナー復活させてよ」という要望があり、一念発起し活動拠点を東京に移し、名前をHSEセミナーと改めて2010年１月に第１回のセミナーを開催しました。
会長は元々、「東京で勝負をしたい」という思いもあり、このセミナー開始が大きく背中を押すきっかけになったのではないでしょうか。

ーHSEセミナーの名前の意味は何ですかー

HSEセミナーの「HSE」はHealth care Sales Engineerの略です。「なんで『Engineer』なんですか？」というご質問を受けることがありますが、私もわかりません(笑)
そんな名称ではありますが、10年以上続けてきたこともあり、参加された方の多くから「HSE」という名称で覚えて頂いています。

ーHSEセミナーに参加してほしい方とはー

もちろん「薬局経営を良くしたい」と強い想いを抱く経営者であることです。これまでご参加いただいた方の多くは関東外の方で、参加するには参加費のほかに移動費・宿泊費などの費用が発生します。開催している立場でいうのも恐縮ですが参加費も安価とは言えません。しかしながら、100回以上続けてこれたということは、そこに参加してくれる皆さまがいるわけで、多くの方は毎月の講義の内容はもちろん、参加する企業の方々との交流や意見交換を大事にしています。

継続して参加されている方に当社セミナー参加への理由を確認すると
「薬局経営を強く意識している経営者に出会える」
「同じ考えを持っている仲間に出会える」
このようにお答えいただく方が非常に多いです。

最も参加して頂きたいのは「薬局後継者」の方です。

なぜなのか・・・。理由は簡単で、「いままで」と「これから」が大きく変化する業態だからです。

「経営者は仲間がいない」と言いますが、”薬局経営”はそう感じる方が多いように思います。仲間を求めて異業種交流会や経営者団体の参加、活動に勤しむ方も多いですが、薬局運営にリンクするかというとそうでもないケースが多いのですよね。

親たちが育ててきた薬局業界と、私たちがこれから過ごす薬局業界は似て非なるものです。

ーHSEセミナーのストロングポイントとはー

「情報」であることは言うまでもありません。薬局経営に関するセミナーですが、「こうしたらいい」などのHow toな情報は取り上げていません。

講師選定で大事にしていることは「これからを見据えて大事な情報」です。薬局は医療提供施設であるとともに、小売業者でもあります。なのでマーケティングを学ぶために異業種の講師をお呼びすることも多くあります。「なぜヒトが集まるのか」「他業種はどのようなマーケティングをしているのか」このような情報をどう自社に置き換えるのかが重要だと考えています。

これまで200名を超える方にご講演をして頂きました。その中には「よくこんな方を呼べたね」と驚いていただく方や、「Kaeさんが講師デビューしたセミナーなんですよ」このように言っていただくことが多いです。

個別にお名前は挙げられませんが、いまも業界の最前線でご講演されている方、又は経営者で弊社のHSEセミナーが初めての講師という方は10名以上はいらっしゃいます。

そのような方々を発見してくるアンテナこそが強みなのかもしれません。

ーHSEセミナーにご興味を持った方に伝えたいこととはー

情報は万人に共通した重要な経営資源です。得た情報をどのようにビジネスに結び付けるのか、それが「経営力」だと思っています。HSEセミナーで発信される情報は、一見関係のないような情報が多くあるかもしれませんが、ビジネスに転換し利益へとつなげている経営者は多くいます。

情報が溢れている時代だからこそ「情報にこそ投資をすべき」ではありませんか？インターネットの普及、SNSの活用によって多くの情報を得ることが出来るようになりました。しかし、その情報が的確なのか、情報源がどこなのか、真実なのか、活用できる情報は決して多くはありません。だからこそ、的確な情報を入手するために投資をする必要があると考えています。

How toから時代はKnow whoへ変わっています。「誰を知っているのか」が目的に向かう最直線だということを知る必要があります。

HSEセミナーは参加される方々、一人一人が志ある経営をしていて、色々なノウハウの溜まり場です。決して安価とは言えないセミナーではありますが、それだけの価値があるセミナーだと考えております。